サブスクリプションサービスは、一定期間における定額の業務提供方法・サービスとして、多方面で一般化している最近の契約形態・方式です。
従来は、専門的なコンサルティングや対応(サービス)を受ける度、都度契約し、業務報酬を支払う1回限りの契約方法でした。しかし、サブスクリプションサービスは法的には継続的契約に分類され、一定期間や契約条件内であれば、予め定めた業務(当社業務に関連しては、施設管理や不具合対応などに対する業務など)は定額の枠内で対応されるものです。契約によっては、提供される業務の提供回数、種類・内容に上限を定めておくものもあります。
この契約による施設管理の場合のメリットとデメリット(問題点・留意点)は、以下です。

メリット

  • 都度の契約より、割安にサービス(業務の提供)を受けられる場合が多い。(状況による)
  • 契約期間内であれば、業務(協議・相談を含む)が発生した場合、直ちに業務の提供を受けられる。
  • 自動的な契約継続方式(片方が申し出るまで、契約期間を1年単位などで自動更新など)にすれば、都度の契約の手間や労力が省ける。
  • 契約が不要になれば、その時点で解約もできる。
  • 期間に対する定額制であるため、年度内の予算の変動がなく、費用の変動がない。
  • 予め想定していない事態への対応業務を素早く受けられる体制がある。

デメリット(問題点・留意点)

  • 不具合が起こらない場合など、業務の提供(サービス)がない場合も、費用が発生する。
  • 契約内容によっては、役務提供側に必要のない業務が含まれることがある。